北デノミで生活に絶望した自殺相次ぐ　解任の党財政部長は銃殺刑か
2010年3月19日 10時07分

　【ソウル＝城内康伸】北朝鮮・新義州市に住んでいた家族１１世帯が、昨年１１月末に断行されたデノミネーション（通貨呼称単位の変更）の影響で生活に絶望し、相次いで自殺していたことが１８日、分かった。同市と国境を接する中国遼寧省丹東市を往来する北朝鮮関係者が明らかにした。

　デノミでは、新通貨への交換限度額を１人当たり旧通貨５０万ウォンとし、限度額を超える旧通貨は事実上、「紙くず」となった。同時に市場取引を一時禁止したことで生活必需品が不足し急激なインフレを招いた。食料難が深刻な地域では餓死者まで出ている。

　この関係者によると自殺した人々は生活難に陥ったことで「生きるすべがなくなった」と悲嘆、子どもらを道連れに一家心中した。当局に対する不満を連ねた遺書を残したケースもあったという。中国に進出する北朝鮮の貿易業者の多くが「デノミは失敗だった」と、公然と語っている。

　韓国の聯合ニュースは１８日、デノミの失敗で責任を問われ、労働党計画財政部長を解任された朴南基（パクナムギ）氏が銃殺刑に処された、と報じた。一方、北朝鮮政府関係筋は解任は認めながら「処罰されたとは聞いていない」と否定している。

（中日新聞）


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あさはかだったとしか言いようがないです。
失敗は確かにつきものですが
容易に想定できる内容の失敗ならば、防げるはず。
この案に、どれほどの人員と情報を集めたのでしょう？
たった一人の思想のもとで行われたデノミだとしたら…
日本もそうであってほしくはないですね。